夢見カタバミ

ぱるふぁん(twitter→@parfum_de_robe)が見た夢の内容を淡々と記録していきます。

2019-01-01から1年間の記事一覧

黒猫の話

道路の上に、黒猫が倒れていた。いつも私に懐いている馴染みの野良猫だ。目を閉じてじっとしており、生きているのか死んでいるのか分からない。よく見ると体のどこかから出血しているようで、小さな血溜まりができている。 とりあえず建物の中に運び込まねば…

殺人遊園地の話

あのタモリがテーマパークを作ったらしい。オープン日、さっそく私は高校時代の友人達とともに長い列に並び、チケットを買いテーマパークに入った。ずいぶん広い敷地だが、その中身はどうやら東京ディズニーシーの下位互換のようだ。やがて夜になり、閉園時…

お菓子投げ戦争の話

プラネタリウムのような劇場で、『ノートルダムの鐘』を鑑賞していた。私の知っているノートルダムの鐘のあらすじとはだいぶ違うようだった。 『美女と野獣』のアフターストーリーという位置付けで、主人公はベルと野獣の間に生まれた息子という設定だった。…

自分と結婚する話

大きな洋風の屋敷で、カーペットの敷かれた薄暗い廊下を走っていた。裾の広がった真っ赤なドレスと華奢な踵の真っ赤なハイヒールのせいで、ずいぶんと走りづらい。 途中で大学同期の男子二人とすれ違った。二人とも運動用のシャツと短パンでラフな格好をして…

飛べない話

石畳の道が、長く長く続いている。二車線分はありそうな幅の広い遊歩道だ。どうやら観光地であるらしく、旅行客と思しき人達が点在し、ざわざわと心地よい喧騒をつくりだしている。道の両側には木造のヨーロッパ風建築が綺麗に隙間なく並んでいる。ベランダ…

相談に乗る話

広い、広いカフェだった。大きなガラス戸から外の日差しが優しく差し込み、道ゆく人たちが見えるが、その喧騒は届かない。店内にはテーブルがたくさんあるが、客はまばらだ。その割には何人もの店員が忙しそうに歩き回っている。カフェのちょうど真ん中あた…

医学部に入る話

大きなリュックを背負って、私は空港の外に出た。小さめのバスターミナルになっていて、人の列がいくつかできている。大きな白い長距離バスに近づくと、窓からこちらを見ている恋人の姿があった。 プシューと音を立ててドアが閉まり、バスはゆっくりと発車し…

変身する話

広い座敷で、宴会が行われていた。 「瀬戸くん、わかなちゃんと結婚したんだってね」 隣に座っていた女性が、私に話しかけた。ほんのり顔が赤らんで、どうやら少し酔っているようだ。そうなんですか?と私は驚いて、そして瀬戸康史の方に顔を向けた。彼は少…

空飛ぶ船の話

東京ディズニーシーに新しいアトラクションができていた。二人乗りの小さなヨットのような形で、二匹の空飛ぶ狼がそれを引いている。船体には小瓶がぶら下げられていて、その中に入っているティンカーベルが妖精の粉をふりかけることで船を浮かび上がらせて…

真夜中の少年の話

真夜中の校庭の隅で、何かから逃げていた。住んでいるアパートで何かに襲われて、同居人の少年に手を引かれつつ、裸足で飛び出してきたのだった。少年は昭和の小学生のような見た目をしていて、ドラえもんに登場するのび太に似ている。私は少年よりも年下で…

ゾウと百貨店の話

百貨店の中には、私以外に誰もいない。古く、広く、豪奢で、ロンドンのハロッズのように重厚な造り。何者かに追われながら、誰かを見つけるために、どこかを目指して走っていた。百貨店の中になぜか図書館がある。ちょうどそこに差し掛かったところで、追っ…

中村優一さんに会いたい話

休日の昼下がり、いつもよりものんびりと身支度をし、着慣れた高校の制服に袖を通す。リビングでテレビを見ていた母がふと思い出したようにこちらに顔を向けた。 「ねえ、今日の夕方、〇〇高校で中村優一が講演会だって」 中村優一は俳優だ。私の大好きなテ…