夢見カタバミ

ぱるふぁん(twitter→@parfum_de_robe)が見た夢の内容を淡々と記録していきます。

お菓子投げ戦争の話

プラネタリウムのような劇場で、『ノートルダムの鐘』を鑑賞していた。私の知っているノートルダムの鐘のあらすじとはだいぶ違うようだった。

美女と野獣』のアフターストーリーという位置付けで、主人公はベルと野獣の間に生まれた息子という設定だった。主人公の顔が醜いのはそれが理由なのか、と私は大いに納得した。大満足で映画を観終えて外に出ると、地中海らしい爽やかな港町の風景が広がっていた。

 

灯台のような建物の上から、周り一面に広がる草原を眺めていた。そこへ高校時代に最も仲の良かった友人がやってきて、いつものように挨拶をした。

「そろそろ遊ぶ日程を考えないとね」

と私が言うと、

「もうすぐ同窓会で会うんだし、その時に決めれば良いよ」

と彼女は言った。そろそろ行こうか、と彼女に促され、私達は階段を降りた。

 

潜水艦のような形の空飛ぶ船の中で、私は壁にもたれて座っていた。船内にはありとあらゆる私の知り合いがいるが、どうやら全員女性であるようだ。窓から外を見ると、淡いピンク色の何も無い空間が広がっている。

VRがバグってるわ」

と、船を操縦している誰かが言った。

 

再び窓の外を見ると、船は水路のようなものの上を低空飛行している。水路の両脇には小さな家々が並んでいるが、本物ではないらしい。テーマパークのアトラクションのような、造られた景色だ。

私達の乗っている船のすぐ斜め後ろに、もう一つの船がほぼ同じスピードで飛行している。そちらは潜水艦というよりボートのような見た目だ。同じく私の知り合いが大勢乗っているが、そちらは男性ばかりだ。よく見ると私の知り合いだけでなく、出川哲朗ダウンタウンなどの芸能人も乗っている。

 

ふと船内の壁を見ると、さっきまでは無かったはずのキャンディが棚にたくさん置かれている。私はこのゲームの趣旨を思い出した。

これは現実ではなく、VRゲームの中だ。お菓子を投げると、時間差で爆発する。爆発に巻き込まれるとゲームオーバーとなり、VR空間内から消えてしまう。こちらの船とあちらの船でチーム対戦をしているのだ。

 

私は窓から腕を出し後方の船に向かってキャンディを投げた。上手く船内に投げ込めず、水路に落ちたキャンディは水中で小さく爆発した。船内にいる私以外の人達もキャンディを投げるが、上手くいかない。

相手の船から投げられたキャンディが一つ窓から入ってきて、船内で爆発した。二人か三人ほど乗組員が消えたようだ。続いて何個かキャンディが投げ入れられたが、誰かが爆発前に水路や相手の船に投げることで爆発を免れていた。どうやら船内に投げ入れられても爆発前に急いで船外に出せば良いらしい。

 

船は互いに抜きつ抜かれつしながら、水路に沿って進んでいく。定期的に現れるゲートをすり抜けると景色が変わり、お菓子もキャンディからクッキーやせんべいなどに変わった。私はだんだんとコツを掴み、相手の船内に高確率でお菓子を投げ入れられるようになった。

参加者は全員、とても楽しそうだった。私自身も心からゲームを楽しんでいた。だが同時に、いつになったらVR空間から出られるのか、不安にもなっていた。ゲームはまだまだ続くようだ。

 

 

 

……という夢を見ました。最近はブログに書けるほど夢を覚えていられないことが多かったのですが、久しぶりの更新で怖くない夢について書けて良かったです。

 

今日の話は、これでお終い。